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お知らせ

2016/07/23 【重要なお知らせ】前立腺がんの体幹部定位照射を開始

前立腺癌の根治治療として2016年の04月から保険適応になった、

VMAT(回転型強度変調放射線治療)での体幹部定位照射を実施しています

(国内ではこれまでは主にサーバーナイフで実施されていました)。

これまでの76グレイ/38分割や72グレイ/36分割に変わって、

放射線治療装置エレクタシナジーで10MVのFFFを使用し

36.25グレイ/5分割 、1日おきで水・金・月・水・金の5日間

実施しています。治療ビームが出ている時間は連続で2分弱です。

症例数は従来法よりもまだ少ない*ですが

(*本院にて2016年4月〜11月の期間で約40症例を実施)、

欧米からは10年経過を見た論文も出ています。

晩期の副作用・PSA低下の治療効果とも従来法に引けを取りません。

費用は従来法がおよそ130万円ですが定位照射では63万円の保険負担分です。

高額医療も1ヶ月分で済みます。

治療が5回の通院で済むという大きなメリットがあります。

この治療法に関してご興味のある方は yamashitah-rad@h.u-tokyo.ac.jp までメールでご連絡ください。

文責:東京大学医学部附属病院 放射線科 山下英臣