前立腺癌全摘後の予防照射、PSA再発後の救済照射において5回の体幹部定位放射線治療を実施(臨床第I相研究)
現在、当科では臨床第I相研究として、
前立腺癌全摘後の予防照射や
PSA再発後の救済照射を5回(1日おきで)で
行う場合の至適線量を決める試験を実施中です。
通常ですと、術後の救済照射は2Gy33回で施行している施設がほとんどです。
当科では、これまで3Gy18回の安全性を確認してきました。
次の段階として5回でも安全に行えるかを調査中です。
リンパ節または遠隔転移があるor
骨盤部への放射線治療の既往があるor
炎症性腸疾患を合併しているor
直腸の外科的手術の既往がある症例などは対象外です。
処方線量は35Gy/5分割、37.5Gy/5分割、40Gy/5分割のいずれかになります。
本試験に興味がおありの方は
山下英臣(yamashitah-rad@h.u-tokyo.ac.jp)までメールでご相談ください。