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澤柳助教の英語論文がCancersに採択されました

介入研究「限局性前立腺癌に対する体幹部定位放射線治療における線量増加の第I相臨床試験」

目的:
限局性前立腺癌に対する体幹部定位放射線治療の最大耐用線量(MTD)を決定すること。

対象:
・リンパ節転移や遠隔転移のない、組織学的に証明された前立腺癌患者
・ハイドロゲルスペーサー挿入の適応がない症例に限る

方法:
・登録期間:2020年2月~2022年4月
・5分割でのVMAT-SBRTで、総線量は42.5 Gy、45 Gy、47.5 Gyのいずれか。
・用量制限毒性(DLT)は、SBRT完了後180日以内のグレード3以上の消化器系または尿路系有害事象、
 時期によらないグレード4以上の有害事象
・線量増加方法:6+6デザイン

結果:
合計 16 人の患者が登録され、6 人が42.5 Gy群、10 人が 45 Gy群だった。 42.5 Gy群ではDLTはみられなかった。45 Gy群では、1人の患者がグレード3の直腸出血を経験し、もう1人の患者がグレード4の直腸穿孔を経験したため、MTD として42.5 Gyが決定された。 追跡期間中に生化学的再発や死亡はみられなかった。

2023
Cancers received its 2022 Impact Factor (5.2), ranked 72/241 (Q2) in “Oncology”.