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お知らせ

2015/04/20 子宮頸癌の成績

子宮頸癌の2001年から2013年までの
連続137症例について。 


外照射50.4Gy/28分割(30-40Gyで中央遮蔽を挿入) 
高線量率腔内照射6Gy×4回 
化学療法は併用した症例(82%)も投与しなかった症例(18%)も含めた。 
(高用量CDDPが32%、高用量NDPが48%、weekly-CDDPが18%であった) 


年齢の中央値は58歳 
扁平上皮癌が84% 
II期:23% III期:47% IVA期:11% 
生存者92人の経過観察の中央値は67.6か月 
骨盤内リンパ節転移ありが34%、傍大動脈リンパ節転移が13% 
5年生存率はI期:87%、II期:78%、III期:54%、IVA期:40%であった。
 

治療終了時点では88%(121症例)が一旦完治していた。 
一旦は完治した症例のうち30%(36症例)が経過観察中に再発した。 
単変量解析では 病期がIII-IV期、骨盤内リンパ節転移あり、
傍大動脈リンパ節転移あり、腫瘍の大きさが5cm以上、治療前のHbが10g/dL以下が
予後不良因子であった。 
多変量解析では、腫瘍の大きさと治療前のHbが予後因子として残った。
 

文責: 東京大学医学部付属病院 放射線科 小林伶子/山下英臣