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お知らせ

2019/06/04 がん患者のみなさまへ がん登録を利用した解析

現在、全国がん登録のデータベースを用いて、日本国内の放射線治療の実態を明ら

かにする研究を行っております。全国がん登録は、2016年よりがん登録等の推進に関

する法律 (がん登録推進法)に基づいて開始され、全ての病院や指定された病院が

各都道府県にがん患者の罹患情報の届け出を行い、その情報が国立がん研究センター

で突合、整理され、調査研究目的に使用される全数登録のデータベースです。

【研究課題】

がん登録情報に基づく、国内の放射線治療の実態調査

【研究機関名及び本学の研究責任者氏名】

この研究が行われる研究機関と研究責任者は次に示すとおりです。

研究機関 東京大学医学部附属病院放射線科放射線治療部門

 研究責任者 准教授 中川恵一

担当業務 データ利用責任者

【研究期間】 

 研究承認日?2021年3月31日

 

【対象となる方】

 2016年の全国がん登録に登録された方

 

【研究の目的】

 日本国内で行われている放射線治療の実態調査は、日本放射線治療学会が定期的に

Webや郵送で行う簡易構造調査であり、外科学会で行われているような全数調査ではあ

りません。全数調査であるがん登録を利用した解析を行うことで、放射線治療の正確

な実態調査を行うことが本研究の目的です。

【研究の方法】

この研究は、東京大学医学部倫理委員会の承認を受け、東京大学医学部附属病院の

許可を受けて実施するものです。

がん登録推進法に基づき、国立がん研究センターがん対策情報センター、がん登録

センター全国がん登録分析室に情報提供の申出を行い、提供審議委員会での審査を受

けた上で、利用しているデータです。特に患者さんに新たにご負担いただくことはあ

りません。

【個人情報の保護】

 この研究に関わって収集される情報やデータ等は、外部に漏えいすることのないよ

う、慎重に取り扱う必要がありますが、がん登録のデータは、がん登録推進法に基づ

き、提供時点ですでに個人が特定されないような形に匿名化されております。

 詳細は以下HPもご確認ください。

https://ganjoho.jp/reg_stat/can_reg/national/public/about.html

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がん登録推進法に基づいており、がん登録にあたって患者本人の同意は必要ないと

されております。ご了承ください。

研究結果は、個人が特定出来ない形式で学会等で発表されます。収集したデータは

厳重な管理のもと、研究終了後5年間保存されます。なお研究データを統計データとし

てまとめたものについてはお問い合わせがあれば開示いたしますので下記までご連絡

ください。ご不明な点がありましたら主治医または研究事務局へお尋ねください。

○本研究に関して、開示すべき利益相反関係はありません。

2019年5月

【問い合わせ先】

東京大学医学部附属病院

放射線科大学院生 南谷優成

TEL:03-3815-5411(内線番号30559)

メール:minamitani-tky@umin.ac.jp